春の暖かさは僕から言葉を奪って

世界から1.5m離れた視界で住んでいる町を見渡してみると
凄く平和でどうにも哀しくなる
野球をしている少年たち
枯れた桜並木
老人が犬をつれてゆっくりと歩いている

小一時間散歩して外でサンドイッチとコーヒーを飲んだ
大して美味くなかったという感想が私を安堵させた

モラトリアムが終わったどうこうはもういいや
成長しなくても
無理に背伸びしなくても
いいや