Reality

大丈夫、だと思っていた自分が案外大丈夫ではなくて
わざわざ早朝に出勤してやるべき諸々を行った後燃え尽きて
あとは記憶が無い。
魔女の宅急便をみてボロボロ泣いてあとは喪失感。
桜が季節を急いているように感じてしまって
私の家の前はそれは立派な桜並木が続いているのだけど
後ろめたさに裏道から通勤している。
もう仕事したくない。朝目覚めて大丈夫、と改札を通った瞬間
どうしようもない絶望が体を押しつぶしていく。
しゃべっている自分の声が自分じゃないみたいだな。

細美が楽しそうに歌っている動画を見ていたら
なんだかいろいろ思い出して、
なんで、私は人とうまく付き合っていくことが出来ないのだろうと
じっと考えていた。
地元の高架線を高架線を聞きながら、ガラムを吸いながら
寒いなぁって歩いたあの日はもう二度と手に入れることは出来ない。