25歳になっても相変わらず人に疲れ
私は石鹸みたいに消耗して30歳に死んでしまうんじゃないかと
寝る前にぱっと閃いた
閃いたという表現が似合いすぎるほど急に
死ぬのは本能を無視したらもう怖くないと思っていたが
まだこの人の白髪すら見ていないと思ったら
とても悲しくなってしまった
泣こうとも思わずに声と涙があふれて止まらなかった

こういうのはいけない
本当にいけない
共依存は世界の美しさを見る目を曇らす
ので石鹸みたいに消耗しているわけにはいけない

いろんなものが私を裏切るように感じているが
きっと私から裏切っているのだろう、彼によれば。
お気に入りのセーターの大きな毛玉も
多分私の裏切りだ
この体重も私の裏切り
「求めればまた失うだけ」
「仕組みの中で子宮に戻る」
「見すぎた物を忘れるため」