どっちが変わったとかそんなのどっちも変わっている
永遠にそのままでいることなんてこの世に存在する以上無理だ
多分前の人の時もこんな感じで話してたんだなとぼーっと思っていた
弱みを見せている時に一番柔い所に刃物を差し込むような

傷つくことに慣れてたわけじゃない
馬鹿みたいに些細な事にも傷つくから丸まって過ごしてただけ

誰だって嫌になるさこんな人間は
分かってるよ少し甘え過ぎた
誰だって他人の苛立ちなんて肩代わりしたくなんてない
いつだってそうやってもたれ掛かって嫌われてきた
思った未来にならなくてただ駄々を捏ねる
心の真ん中はいつでもぽっかり穴が空いてて、何かしないとって焦っている
食べたって買ったってこの穴は満たされなかった
何したって虚しくなってしまう
世界に膜が張っていてみんな向こう側にいる
楽しそうに笑っている


二度と本当の顔は誰にも見せたりしないぜ
プラスチックの涙を砕くアイスピックを持って